世界の名言・名文
- 30周年記念でもっと書いてみる[世界の名言編]
- 前田慶次「無苦庵記」
- 平凡こそが日本人の美学?
- 塩野七生「ルネサンスとは何であったのか」
- いつでも初めの一歩は不安なもの
- 好奇心と直観の赴くまま
- 理性がなければ経験は無価値
- 人生は60分ドラマ
- アインシュタイン「今」の扱いに悩む
- 人間のあらゆる不幸の原因は・・・
引き続き、自分が書き残したいと思うことをひたすらに。
「子の曰く、吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順がう。七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。」by 孔子「論語」
30歳は自立…、アイタタタ。。。
「十歳にして菓子に動かされ、二十歳にしては恋人に、三十歳にして快楽に、四十歳にしては野心に、五十歳にしては貪欲に動かされる。いつになったら人間は、ただ知性のみを追って進むようになるのであろうか。」by ゲーテ
30歳は快楽?はて?? それより20歳の恋人だと? うーん…ギャボー[絶句]
前向きに考えてみよう。私は未だに20歳未満ということじゃないか。
「情熱をもって恋したことのない人間には、人生の半分、それも最も美しい方が隠されている。」by スタンダール「恋愛論」
こんな言葉をもってきて、将来に期待を持たせてみたが、たしかスタンダールは、
失恋続きで生涯独身だった人。そんな人の言葉を拠り所にしてもね(笑)
そういえば青春とは一体何だったんだろう?
「青春とは奇妙なものだ。外部は明るく輝いているが、内部では何も感じられないのだ。」by ジャン=ポール・サルトル
青春を讃える言葉はたくさんだけど、その時期を過ごす者には分からないのかもね。
「もし私が神であったなら、私は青春を人生の終わりに置いたであろう。」 by アナートル・フランス
まぁなんであれ、人生山あり谷あり、という言葉がピッタリの我が20代だった。
隆慶一郎「一夢庵風流記」の結びで紹介されてる「無苦庵記」。
「抑も此の無苦庵(慶次郎のこと)は孝を謹むべき親もなければ憐むべき子も無し。こころは墨に染ねども、髪結がむづかしさに、つむりを剃り、足の駕籠かき小者やとはず。七年の病なければ三年の蓬も用いず。雲無心にして岫を出るもまたをかし。詩歌に心なければ月花も苦にならず。寝たき時は昼も寝、起きたき時は夜も起る。九品蓮台に至らんと思う欲心なければ、八幡地獄におつべき罪もなし。生きるだけ生きたらば、死ぬるでもあらうかとおもふ。」
最後の一節「生きるだけ生きたらば、死ぬるでもあらうかとおもふ。」が、
なんとなく爽やかさを感じるのだが、全体的に何言ってるのか分からん。
というのが悩みだったが、現代語訳を見つけたから続きに記録。
引き続き、アレックス・カー「美しき日本の残像」がネタ。
著者が陶芸教室を通じて、日米の教育を考えたP110ページが気に入った。
日本の教育システムは平凡な人間をつくるのが目的です。言われた通りに平凡にやればいいので、日本人は「平凡」「つまらなさ」というものに対して慣れています。「つまらなさ」こそが人生だと思っています。もちろん、それは日本社会の大きな弱点だということは言うまでもありません。
しかし、陶芸教室を通じて、アメリカの教育システムの弱点も分かるようになりました。「創造性を見せろ」「ユニークな人間になれ」という要求が絶えずあるので、何でも創造的で面白くなければならないと思うようになってしまいます。
バカにしよって外国人め!と怒る人もいるかもしれないけど、ちょっと待たれい。
ノーベル文学賞作家、アンドレ・ジイドがこんなことを言ってるぞ。
「平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することが、非凡なのである」
というわけで、日本人が平凡なのか非凡なのか分からなくなってきた。。。
ここで最後に、たまには資産運用の話でも付け加えよう。
投資で安全に資産を作るということは、どんな環境でも平常心を忘れずに、
株価が下がったところで買う、意外と地味で退屈な作業の繰り返し。
(もしくはインデックスファンドを機械的に積み立て続ける)
でも、この退屈に耐えられる技量を持ってこそ、リターンを手に入れられるのだ。
文庫本が発売されたのを機に買って読んでみた。
塩野七生の「ルネサンス著作集」がこれからどんどん文庫化されるらしい。
本の中から目を引いた文章を抜粋。
ルネサンスの定義
ルネサンスとは、見たい、知りたい、わかりたいという欲望の爆発。
あくなき探究心こそがルネサンス精神の基本。
ユリウス・カエサル
「人間ならば誰にでも現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない。」
「どんなに悪い事例とされていることでも、それがはじめられたそもそものきっかけは立派なものであった。」
レオナルド・ダ・ヴィンチ
「人間は、自分自身を支配する力よりも大きな支配力も小さな支配力も、もつことはできない存在である。」
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お金の運用を含め、新しいことを始めようと考えながらも、
二の足を踏んでる人の背中を押したい。
動物行動学の観点からこんなことを言う人がいる。
全生物の上に君臨する客観的な環境なぞ存在しない。
我々は認識できたものを積み上げて、それぞれに世界を構築しているだけだ。
−−−日高俊隆「動物と人間の世界認識」より
そう言われてみれば、始める前からあれこれ悩むことに意味はない。
頭の中で考えていることはもちろん、今目の前に見えているものだって、
イリュージョンにすぎないのだから。
とはいえ、初めの一歩は不安がつきもの。みんなの気持ちも分かるよ。
3月末にお茶を習おうかどうか迷ってたじゃない?(→その時の記事)
女性ばかりのところにポツンとなりそうな気がして怖かったんだよね。
でもいざ始めてみれば、生徒は私となぜかうちの所長だけ!(爆笑)
人生ってこんなもんさ。予想もしなかったような出来事にぶつかって、
おわっ!って驚く瞬間に、人生って面白いな〜って実感するんじゃないかな。
きっと今不安に思っていることと、別のところで悩むはず。まずは始めよう!
Much of what I stumbled into by following my curiosity and intuition turned out to be priceless later on.
−スティーブ・ジョブズ、スタンフォード大学卒業式でのスピーチ(2005年6月)
好奇心と直観の赴くままに生きてみよう、となんとなく思うのだった。
経験を重ねると思い切りがなくなって、チャンスを逃してしまうことがある。
そんな時、初心者がまぐれでチャンスを手にしているのを目にした時、
理性を失い、後追いすれば、その先には破滅が待っている。
どんなに歳を重ねて経験を積んだとしても、理性を失った人を負かすのは簡単。
欲が深くなれば深くなるほど、理性は失われていくもの。人生って難しい。
羽生善治「決断力」より
経験をつんで選択肢が増えている分だけ、怖いとか、不安だとか、そういう気持ちも増してきている。考える材料が増えれば増えるほど、マイナス面も大きく膨らんで自分の思考を縛ることになる。
そういうマイナス面に打ち勝てる理性、自分自身をコントロールする力を同時に成長させていかないと、経験を活かし切るのは難しくなってしまう。
昨日なんとなくテレビをつけながら本を読んでいたら、
島田紳助が「人生は60分ドラマ」みたいな話をしていて、おぉ!と思った。
1年を1分と考えて人生60年、35〜40分のあたりでだいたい結末が見えてくる。
とても良い人生が遅れたら、そのドラマは延長拡大版になったり、
2時間スペシャル、はたまた映画になるかもっていう話。
このところ「私は結局、何がしたかったのかな?」と訳分かんなくなり、
なんでそこで過去形なんだ!と昨日みたく自分にツッコミ入れたり…(笑)
私のドラマはもうすぐちょうど半分で、結末をどうもっていくべきか、
脚本家である私が悩んでるって感じなのかな。
再び昨日の「今」というテーマを引きずり、
三木宅 編の「日本の名随筆・時」より、石原吉郎って人の文章。
今、という時間は、人間の決断を除いては存在しない。私たちが「今だ」と直感し、「今でなくてはならぬ」と決断する瞬間だけ、今が私たちにとって存在する。このような決断がなければ、時間は永遠に私たちの外を流れるだけで、今という感動に満ちた時間は私たちに存在しないのであり、今日も、昨日も、明日もおしなべて同じ、意味のない時間でしかない。「今だ」とつぶやいて立ち止まるとき、私は新しい次元の戸口に立つことになる。
おまけ
人生と時間といえば、最近フジテレビの深夜ドラマ「ロス・タイム・ライフ」を
ビデオに撮って見ている。登場人物の名前がドーハの悲劇してて面白い。
オフト、中山、都並、井原、松永が出てきて、次回は森保。カズとラモスはいつ?
ふと言われてみれば、過ぎ行く時間はすべて「今」の積み重ね。
本質的には、人生に現在・過去・未来という区別はないことになる。
アインシュタインでさえ「今」という時の扱いに悩んでいる。
当初は、
過去、現在、そして未来の間の区別は、単なる幻想にすぎない。たとえ、その幻想が非常に強いものであるとしても。
は語りながらも、晩年になると、
時間の流れの中で、「今」に特別な意味があるらしいということは、認めざるをえません。ただ、その特別なものが何であるにせよ、それは、おそらく科学の領域外のことなのでしょう。
って迷いが出てきていたりする。
頭が混乱し始めたけど、とりあえず私たちにとって「今」はとても重要。
今この時こそが存在するすべてであって、価値のあるもの。
未来に憧れ、過去を懐かしんでる暇なんてないはず。
「人間は今この時の尊さが分からないものだ」(byゲーテ格言集)
なんて言葉をゲーテが残してるけど、私は理解しようと努めたい。
理解できなくても、「今」の大切さを忘れずに充実した人生を送りたいな。
参考図書;茂木健一郎「生きて死ぬ私」
茂木氏が今のように有名になる以前(1998年)に出版された本の復刻版。
最近の著書と違い、脳科学というよりも、読みやすい哲学の本って感じ。
人間のあらゆる不幸の原因は、ただひとつ、
部屋でじっとしているすべを知らないことである。
by パスカル「パンセ」
フランス語の原文だと、読み方さっぱり分からないけど、
"...j'ai dit souvent que tout le malheur des hommes vient d'une seule chose, qui est de ne savoir pas demeurer en repos dans une chambre."
となるらしい。(原文をいつか読みたくなるかも?)
日本人は農耕民族。(…たぶん。間違ってたらご指摘を)
ならばバリュー投資が遺伝的に得意なはず?
以下、クリストファー・ブラウン著「バリュー投資」P182より
バリュー投資家は農民のようなものだ。種をまいて、作物が成長するのを待つ。寒波のせいでトウモロコシの芽がなかなか出ないからといって、畑をほじくり返して、ほかの作物を植えたりはしない。いずれは立派に育つと信じて、地面から芽が出てくるのを辛抱強く待つのである。



