有名なゲイリー・ハメルとプラハラードの「コア・コンピタンス経営」。
※コア・コンピタンス=企業にとって中核(Core)となる競争力(Competence)
1990年に発表された考えで、コア・コンピタンスの3条件、
・広範かつ多様な市場へ参入する可能性をもたらすもの
・最終製品が顧客にもたらす価値に貢献するもの
・ライバルには模倣の難しいもの
を満たす自社の技術・製品・サービスなどに経営資源を集中する経営手法のこと。
経営学の世界では結構もてはやされてきた理論みたい。
それから約20年。
今までの1年が7年分!って意味のドッグ・イヤーと呼ばれるほど、
世の中が劇的に変化するので、過度な集中は、害になったり、経営の不安定要因に。
コア・コンピタンスへの追求は、長期的には不利になる可能性も?
経営戦略の授業で出てきた、デル・コンピュータとGMのサターンの例から。
90年代後半パソコン市場を席巻したデルは、企業向け販売に経営資源を集中投下。
その当時は絶好調だったけど、ITバブル期にパソコンが企業へ行き渡り、
主要市場が法人から個人へ移るにつれて、デルは市場シェアを減らしていった。
最近ではネットブック市場でのデルの動きは鈍く、とうとうシェア3位に転落。
GMのサターンの例からは、いったん形成したコアから離れる難しさが見てとれる。
1985年、日本車を迎え撃つための小型車ブランドとしてサターンを投入。
しかし労働組合や後のCEOに嫌われ、軽んじられて、GMは再生のチャンスを逃す。
そして社名は、"General Motors"から"Government Motors"に変わり…(笑)
※資料: GM「救世主」サターンの挫折(NewsWeek)
コア・コンピタンスを追求することの危うさ、コアから離れる難しさ。
どういう形が理想なのかは、自分で会社を経営しないと分からないだろうね。
個別の企業や商品の話 | 2009/11/22 |
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