稲盛和夫氏が、World Entrepreneurship Forum が創設した(今年が第2回)
"Entrepreneur for the World Award (世界起業家賞)"起業家部門を受賞。
社会起業家部門では、世界最大のNGO、BRACのアベド総裁が選ばれているから、
こりゃかなり凄いことなんだと思う。→京セラ・ニュースリリース

というわけで?、京セラの会計情報で遊びたくなったのだ♪
セグメント別データがエクセル形式で提供されてるから、これを使ってみた。
で、こんなんできた。

どの会社も前期の決算はメタメタだから、過去5年を合計してみたらどうかなと。
一番のお荷物に見える光学機器関連事業は2007年3月期で撤収。
通信機器関連事業は、携帯電話端末。三洋から事業を買い取ったりもした。
ファインセラミック応用品関連事業に、太陽光発電関連が混ざってる。

今回、へぇ〜と思ったのが、
各セグメントの設備投資額と研究開発費の合計額と営業利益を比べると、
ほぼ同額か、少し前者の方が金額が上回っていたりすること。

製造業の経営って難しい。赤字の事業があったりしたら大変。
京セラでこの調子だから、総合電機を同じように調べたらヤバそうだなぁ…

ファインセラミック応用品関連事業って、投資額の割に営業利益が大きいね。
太陽光発電関係の事業の参入障壁が低いことを示しているのかもしれない。

決算書から企業を見る | 2009/11/21 | コメント(0) | | 印刷 | [編集]

アサヒビールの単体決算書、売上原価に酒税があっておもしろい、と以前書いた
競合のキリンはというと、前期から持ち株会社になり、酒税データが不明。
真の売上利益率を知るためには、酒税の金額が不可欠なのに…。
キリンよりアサヒの方が情報開示に積極的なんだ、と思っていたら間違えだった。

売上原価に含まれる酒税額についていえば、
アサヒは単体しか開示していないが、キリンは連結まで完全公開。

キリンの連結酒税額データのありかは、
 IR・投資家情報 → アニュアルレポートデータブックの7ページ
これをもとに酒税抜きの真の利益率を算出すると、

※おまけ
この表を作ってて気がついたんだけど、
データブック7ページの「売上総利益/純売上高(%)」の計算が間違ってる。
酒税を差し引く前の売上高で割ってるぞ。これは会社に教えてあげよう。

決算書から企業を見る | 2009/11/12 | コメント(2) | | 印刷 | [編集]

3月までは、おばちゃんの街・自由が丘にいたから気付かなかったんだけど、
渋谷や青山を行き交う人をなんとなーく眺めていると、
若い女性も男性もメガネをかけている人が、昔よりずいぶん増えたように感じる。

そこでふと思う。
コンタクトレンズの人って、目が乾きやすく、しょっちゅう目薬を差している。
その人たちがメガネに代えたら、目薬の使用量が減るんじゃない???

というわけで、業界トップのロート製薬の決算書を見たくなった。
※目薬のシェア…一般用トップはロート製薬、医療用トップは参天製薬

予想は大外れ。ここ数年、目薬の売上は右肩上がりだった。。。
ただ、株主通信を見ると、2006年3月期、2007年3月期では、
「コンタクトレンズ関連品が伸び増収に寄与」とデカデカと書いてあったものが、
2008年3月期以降はなくなり、花粉症関連の目薬が好調って表現に変わっている。
しかし売上全体の25%程度で営業利益の6割以上を稼ぐとは目薬恐るべし!

そうか、コンタクトレンズ用の目薬の需要が減ったとしても、
今の人類は、花粉症でやられ、パソコンで目が疲れ、目薬を必要としているのだ。

決算書から企業を見る | 2009/11/09 | コメント(0) | | 印刷 | [編集]

「丸井…ロング、ファーストリテイリング…ショート」戦略がいけるかどうか研究中。
株価ってダメな企業を過小評価し、いい企業を過大評価してしまうものだから。
両社の決算書を見たのは今回が初めて。まずおおざっぽな感想。

丸井の直近決算が赤字なのは
・特別損失の利益返還損失引当金繰入額(消費者ローン・過払い利息返還への対応)
・新宿地区の店舗改装と不況で売上減少
が主な原因かな。
でもここが改善されても、ファーストリテイリングには利益率でとてもかなわない。
とりあえずは今後の利益見通しより、資産の額が本物か、簿外負債がないか、
ってPBRの方から攻めてみる必要がありそう。(現在PBRは約0.5倍)

ファーストリテイリングは、イメージしていたのと、だいぶ違う会社だった。
ここ数年、海外進出に関する柳井社長の発言やニュースを目にした気がするので、
海外でも頑張っているのかと思いきや、かなり苦戦している様子。

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決算書から企業を見る | 2009/10/30 | コメント(0) | | 印刷 | [編集]

10年くらい前から決算書といえば、連結決算の方を分析するのがあたりまえ。
でも、連結決算の後のページにある単体決算も見ると、たまにおもしろ情報がある。
アサヒビールの単体P/L、売上・売上原価から○○を抜くと粗利50%超?!
※思わせぶりな表現だけど、画像がたくさんでトップページに載せられないだけ(笑)

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決算書から企業を見る | 2009/10/25 | コメント(0) | | 印刷 | [編集]

大学の課題で、アサヒとキリンの財務諸表比較して遊んだ。
絶賛オススメ中の大津広一戦略思考で読み解く経営分析入門
たびたび登場する、セグメント情報の数字を元に指標化してみる手法。
自分で実際に作ってみたら結構楽しめた。みなさまもぜひお試しあれ♪

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決算書から企業を見る | 2009/10/24 | コメント(0) | | 印刷 | [編集]

株価情報を眺めていて、シャープのPER383.7倍、という表示が目にとまった。
なんとも激しい数字で、直近の中間決算発表に何か凄い期待が?と気になった。
決算発表前に想像してみたくなった。

先月発売の四季報。とりあえずPERの計算はあっているようだ。
株価1,036÷1株利益2.7(会社予想10.3)=383.7倍

※想定為替レートは、1ドル=95円、1ユーロ=125円。→参考資料

やっぱり鳩山首相が温室効果ガス25%削減、と言ったから太陽電池期待?
期待されている割に太陽電池産業の業績はイマイチで、
世界No.1.のドイツQ-Cellsの売上が、前年比の半分になっていたり(09年4-6月期)
シャープの10年4-6月期の決算発表では、
「太陽電池部門では、国内は住宅用太陽光発電システムの設置に対する補助金制度の導入により大幅に伸びましたが、海外向けの減少により、売上高は、前年同期比17.1%減の348億円となりました。」
ここ大幅に改善する決算発表が期待されてるのか? まさか!
シャープの売上に占める太陽電池事業の割合は4.6%(09年3月期)だしなぁ…。

新型インフルエンザとプラズマクラスターイオン技術がリンク?
それだったらダイキン工業のストリーマ放電技術の方が上のように思える。

やっぱり普通に主力の液晶事業が、期待されてるんだと思われる。
今月稼働の堺工場(薄型テレビ用液晶パネルを生産)に期待大???
となると、2011年3月期の業績への期待が株価に織り込まれているのか?

うーん…。とりあえず、シャープの中間決算発表は今月29日。

決算書から企業を見る | 2009/10/17 | コメント(0) | | 印刷 | [編集]

2006年4月から信用売りをはじめた。
というと、とっても儲かっていそうだけど、そうでもない。
2007年12月に上海ETFの信用売りが解禁されたおかげでようやくプラスに。
そして今年の利益が、暴落した昨年の利益を超えたから「慣れた」宣言してみたの。

銘柄選定の基本は決算書。
私にとって決算書とは、企業価値や企業の将来像を描くものではなく、
近い将来、火種となることが予想される会計処理などを見つけるもの。

そういう見方をすると、決算書は株価上昇よりも株価下落の手かがりになる。

具体的な利用方法は、、、
その1
現物で株を買った時は、短期的に相場全体の下落が予想できても売らない人だから、
同業で決算書に疑問がある会社を売り持ちしておく、って使い方がメイン。

その2
個人投資家の人気銘柄、と称されることがある企業の株価の不思議な動き。
決算発表した際、表面上は利益が出ていると、直後は株価が上昇するが、
その後徐々に値下がりする傾向があるようで、そこをいただくこともできた。
損益計算書は○、キャッシュフロー計算書は×、という会社にこの手が多い。
(個人投資家は利益しか見ていない方が、まだまだ多いのではないだろうか…)

その3
証券会社による、格付けの引上げ引下げ、目標株価の上下に対して逆張りする。
これは現物買いで以前からやっていたので、逆バージョンも楽しんだ。
格付けや目標株価の存在は、市場に非効率をもたらす大切なもの(笑)

おまけ
貸借倍率(=信用買い残÷信用売り残)が1未満の会社を信用売りすると、
うまくいかないことが多く、成功しても時間がかかる傾向あり。
信用売り残が買い残より多い=将来の値下がりを予想する投資家の方が多い
のはずなんだけど、株価は逆に動くことが多いような? 

決算書から企業を見る | 2009/10/06 | コメント(0) | | 印刷 | [編集]

「お前はもう死んでいる」
ケンシロウに秘孔を突かれたわけではないが、日本航空へおくる言葉にピッタリ。
エルビーダもそうだけど、国策として支援の必要性があるのかイマイチ謎。

そんな話はとりあえずおいといて、日本航空は簿外資産・負債が多い企業だから、
私の思いつく範囲で、真の貸借対照表に迫ってみた。※2009年3月期有報を使用

はじめに結論。2009年3月期決算時で、約2,100億円の債務超過

 → 続きを読む

決算書から企業を見る | 2009/09/27 | コメント(2) | | 印刷 | [編集]

ビジネスマンの3種の神器は「英語・IT・会計」と言われるようになってから、
財務諸表を用いての経営分析の本が、本当にたくさん出版されてきた。
でもそのほとんどが一度読んだら放置。二度と開くことのない内容のものばかり。
そんな中、本棚の目立つ位置に数年間も居座り続けている会計の本がある。
 大津広一「企業価値を創造する会計指標入門
この本は"経営目標"の視点から会計指標を解説したもの。
そして今回新刊「戦略思考で読み解く経営分析入門」は、
"経営分析"の視点から会計指標を解説した本だ。こっちの方が投資家向きかな。

期待通りの内容に仕上がっていて、序章のB/Sの読み方でダメ出しされた(笑)
「B/Sは数値を見てから考えるのではなく、事前にその姿を想像した上で、これを確認するプロセスとして数値を読む。」
あう…、私はまるっきし逆だった。反省。。。

そして本題の会計指標の記述について紹介しておくと。
第1章は売上高総利益率で、分析対象の企業は任天堂。
分析の王道は分解すること、とした上で、売上高総利益率は、
1.売上高と売上原価への分解 2.製品構成への分解
3.顧客構成への分解 4.事業構成への分解 というステップで分解すべしと説く。
任天堂の場合、四半期ごとの売上高総利益率が極端に上下しているのはなぜ?
とこのステップを使って分析を進め、為替相場の影響は意外に少なく、
「ハードとソフトの総利益率の違いによる構成比率の変化の影響と、第3四半期のクリスマス商戦の販売拡張による原価低減と高価格設定の効果のほうが、総利益率に与えるインパクトとしては圧倒的に大きい。言い換えれば、今後の規模拡張に限界が見られたり、大型ハードの投入がなくなったりすれば、より為替の動向にリンクした総利益率の動きとなることも予測されてくる。」
という結論に達する。

かなりオススメの逸品。
しかし、定性・定量の両面からバランス良く分析された会計の本が、
公認会計士でも税理士でもない方の手によって書かれる…。少し悲しい気もした。
やっぱり資格なんて靴の裏についたガムなんだろうね。

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決算書から企業を見る | 2009/09/16 | コメント(0) | | 印刷 | [編集]

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