投資信託とETF
- マネックス証券の発表を待ってられない
- IVVとSPYで迷う。っていうかVTIは?
- デュレーションをおぼえた
- GoogleFinace と YahooSingapore
- ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンドを試食
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドはお薦めだが…
- iShares Russell 2000 Index (IWM) より IJR では?
- 大証の金ETFが気持ち悪い
- EWZとHSBCブラジルを比べて分かる不思議現象
- 上海ETFで信用売りを楽しむ?
5月末にマネックス証券が6月下旬から海外ETFの取扱いを開始、と発表があり、
バンガードのETFがついに買えるようになるのでは?と憶測が飛んでいた。
それにあわせて先日、VTI が欲しいと書いてみたけど、待つのはやめとこう。
株は安いときに買わなければ意味がない。米国株はそろそろいけそうだから。
昨年10月に「大証の金ETFが気持ち悪い」で、当初は文章の末尾に、
「ステートストリートのディビット・コリンズ氏が講演の中で、年内に東証に金ETF・GLDを上場するって言ってた。金ETFが欲しいならそっち買った方がいいよ。」
って書いたんだけど、その後いつまで経っても実現せず、この部分を削除。
この金ETF。やっと昨日上場だよ…。もう笑うしかない遅さ。
たぶん金融庁とかお役所が仕事が遅いんでしょ。この手の話題は待たぬが吉。
GEがやたら割安に見えるけど、相手はアメリカだからインデックスにしておこうか。
そうなるとETFは、IVV と SPY。あまり差がないみたいだから無駄に迷う。
信託報酬が、SPYの方がわずかに高いのか(0.0945%)と思ったが、
モーニングスターに"Total Expense Ratio 0.08%"と書いてある。じゃあSPY?
でも、SPYは分配金が面倒(再投資&確定申告)みたい。
でもふと、Vanguard Total Stock Market ETF (VTI)とIVV、SPYを比べると…。
トータルリターンからすると、VTI と他のETFを比較したいものだねぇ。
マネックス証券が、VanguardのETFを取り扱うって話はどうなったんだろ?
ドラクエでレベルアップして、新しい呪文を覚えた時の感覚♪
債券投資でこれを知っていると面白いから、とデュレーションを教えてもらった。
債券価格の変化率=−デュレーション×利回りの変化率
デュレーションが5年で金利が1%下がったら、債券価格が5%上がる。
債券ファンドの運用レポート(4月末現在)にもデュレーションが書いてあった。
・中央三井外国債券インデックスファンド 6.11年
・PFU海外債券マーケットパフォーマー 5.93年
ふぉーと見てたら他のところが気になって、
組入銘柄数、中央三井が411、PFUが70、なんかずいぶん違うんだねぇー。
GoogleFinace スクリーニングの新機能、なんかキレイでハマりそう。
それから最近、いろんな国に上場されてるETFを眺めようとして、
普段使ってるGoogleFinaceじゃ対応しきれず、困ったなーと悩んでいたら、
Yahooシンガポールを教えてもらった。日本の株も検索できたら最高なのに…
ちなみに調べたETFの1つは、日本人でも買える(金融庁認可済み)
i シェアーズ S&P グローバル・ウォーター(IH2O/信託報酬 0.65%)
今出回ってる資源株の投資信託買うより、信託報酬がおトク。
買うならロンドン市場かな。1日出来高は日本円で500万〜1億円。
1月中旬〜下旬の円高・株安祭りに販売開始が間に合わなかった、
ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド
を今年2度目のお祭り開催中につまみ食いしてみることにした。
ジョインベスト証券の口座は、2006年5月のサービス開始と同時に開設したけど、
今回が初めての取引。このファンドのどこが気に入ったかというと、、、
1.日本株、外国株、外国債券を1/3分散でシンプル。
日本債券はいらないし、REITまでつけられるとバカだから分からなくなる
2.預かり資産が増えたら信託報酬を下げることが明記されてる。
純資産総額が100億円以下の部分は年0.63%、100億円超の部分は年0.525%
3.信託報酬を2重に取られない。
セゾン投信のファンドはバンガードとセゾンで信託報酬2段重ね→関連記事
今、お薦めしたいファンドがこれなので、自分でも買うのだ♪
今度のお祭りがいつまで続くか分かんないけど、気の向くままに1万円ずつ連射。
しかし、中央三井アセットもこんなファンド出すなら、
昔からあるインデックスファンドの販売手数料を無料にすればいいのに。。。
セゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、
いろいろ納得できないけれど、現時点でお薦め商品であることに間違いない。
バンガードの創業者、ジョン・C・ボーグル氏は、
名著「インデックス・ファンドの時代」の中で、
投資家がファンド・オブ・ファンズを保有したいなら、下記の点に注意せよと語る。
1.追加のコストがかからいなこと(ファンドを個別に買うのとコストが同じ)
2.低コストのファンドに重点的に投資していること
3.販売経費がかからないこと
はたして、バンガード創業者の意志は反映されているのか?
個別の信託報酬をバンガード・アジアのサイトで調べると、
Japan Stock Index Fund 0.5%(購入手数料0.1%)
U.S. 500 Stock Index Fund 0.38%
European Stock Index Fund 0.5%(購入手数料0.25%)
Emerging Markets Fund 0.65%(購入手数料0.4%・信託留保額0.4%)
Japan Government Bond Index Fund 0.3%(購入手数料0.1%)
U.S. Government Bond Index Fund 0.3%
Euro Government Bond Index Fund 0.3%(購入手数料0.1%)
そしてこのセゾン・バンガード・グローバルバランスFは、
購入手数料なし、信託報酬0.78%、信託留保額0.1%。
うーん…ボーグル氏の否定する、追加のコストがズバリかかっているぞ。
以前、ここら辺の話をボーグル氏へ直接メール送ってみたところ、
巡り巡って、バンガード日本法人代表、加藤隆 氏より、
「預かり資産の増加に伴い、信託報酬を引き下げる予定」
との情報をもらっている。これが実行されるかどうかで真価が問われるね。
楽天証券が期間限定(12/4〜1/31)米国株式の売買手数料を
25.2ドルにするらしく、E-tradeよりも1ドルだけ安くなった。
これを機会に円高だし海外ETFなんか買っときますかね?
(E-tradeが対抗して20ドルくらいまで下げそうな予感も)
手数料下げと同時に、iShares Russell 2000 Index (IWM)が
取り扱いが開始されるけど、ラッセル2000…。ん???
「イェール大学CFOに学ぶ投資哲学」でダメ出しされてたよ。
該当ページはP242〜248。持ってる人は読み返してみて。
ざっくりまとめると、、、
ラッセル2000は、毎年5月31日の株価に基づいて、
市場の時価総額上位1001位〜3000位の2000銘柄
を採用する方針だから、銘柄の入れ替え率が非常に高い。
「銘柄入れ替え率が高い=取引コストが高い」
また指数の構成が単純だから、5月31日が近づくと、
抜け目のない投資家がやってきて、採用銘柄買い、除外銘柄売り取引。
インデックス投資家が得られるはずの利益をむしり取られちゃう。
また、ラッセル2000と銘柄構成がよく似ていて相関度96%の
S&Pスモールキャップ600は、銘柄入替率がラッセルの半分以下。
当然リターンは、ラッセル2000 < S&Pスモールキャップ600。
楽天証券では、S&Pスモールキャップ600に対応したETF、
iShares S&P SMALLCAP 600 (IJR)もありますぞ。
新しい物好きの方は、ラッセル2000のIWMに飛び付かないようご注意を。
[追伸]
この話は、Vanguard Small Cap Index (NAESX)
も加えての比較が王道であることに、
NightWalker's Investment Blog のおかげで気づいた。
IJR,NAESX,IWM の5年リターン(Googleチャート)
NAESX はマネックス証券で購入可能だが、
なぜか日本人は取られる口座管理手数料0.6%が痛いぞ。
![]() | イェール大学CFOに学ぶ投資哲学 (2006/08/18) デイビッド・スウェンセン 商品詳細を見る |
今まで興味がなかったから気づかなかったけど、
大阪証券取引所の金ETFって変な商品。
正式名称は、金価格連動型上場投資信託。あくまで連動なんだね。
ファンドの目的および基本的性格(有価証券届出書7ページより)
「ファンドは、対象指標(対象指標の算出の基礎となる金価格で、当該対象指標と表示通貨を同一にすることで当該対象指標との連動性を有するものを含みます。)に連動する投資成果を目的として発行された有価証券のみに投資を行ない、対象指標に連動する投資成果を目指す追加型株式投資信託です。」
大証の金ETFは、ステート・ストリートのと違って金の裏付けはなく、
金価格に連動する債券(金リンク債)に投資してるわけ。
金って"Gold is Nobody's Liabilities.(誰の債務でもない)"からこそ
今みたいに信用リスクが注目される時に値が上がるんだよね。
なのに債券が絡んでいる。これってなんか気持ちが悪くない?
「iShares MSCI Brazil Index Fund は看板に偽りあり?」を書いて以来、
iShares MSCI Brazil Index Fund(EWZ)とHSBCブラジルオープン、
どっちがいいのかな?というのが悩み。
信託報酬は、EWZ 0.7%、HSBC 1.995% でEWZが圧倒的有利。
しかしこれ以外にも両者には不思議な差があることに気づいた。
なぜかEWZのポートフォリオ(→iShaersの資料)は、
COMPANHIA VALE DO RIO DOCE と PETROBRAS
の2社で40%超を占めており、2社の業績に大きな影響を受ける。
これじゃまるでブラジル資源株ファンドみたいじゃないか?
一方のHSBCオープンは、ベンチマークに MSCI Brazil 10/40 を適用。
これはEWZが用いる MSCI Brazil Index に、
・1銘柄毎の構成比率の上限を10%以下となるようにする
・5%を超える銘柄グループの合計が上限40%を超えないようにする
といった規制をもうけた指数。
よってEWZに比べてリスクが分散されている。
HSBCの資料によれば、上位10銘柄でようやく構成比率40%を超える位。
インデックス戦略に乗じた方がリスクが高い不思議な世界がここにある。
信託報酬1.3%の差は、意外にもリスク分散費用なのである。
ずいぶん調べたけど、同じドル建てでEWZとHSBCのパフォーマンスを
比べてみることができなかった。アメリカのモーニングスターにHSBC見当たらない。
※ 分かった方は教えてね。海外でのファンド名;HSBC GIF Brazil Equity
しかし、天然資源に注目が集まる現在は、EWZの方が上だろう。
ブラジル市場が成熟し、インデックスに占める2社の割合が下がるまでの間に、
2社の業績に問題が起きる可能性はかなり高いと思うけど…。
☆おまけニュース(07/10/18 ロイター)
Warren Buffett says has been buying Brazilian real
海外ETFが日本でようやく上場されると思ったら、上海株連動だった…。
日本の投資家までが愚民の仲間入りなんてゴメンだよ。
ん? 愚民じゃなくて、股民(グーミン)だって?
まあまあ、そのうち同類であることが明らかになるさ。
私にとっては、どのタイミングで信用売りを楽しむか、興味はそれだけ。
23日の上場日までに暴落が始まらないことを祈る!
※ 股民(グーミン)は、中国語で投資家
10月上旬のグリーンスパン前FRB議長のロンドンでの発言より。
The Shanghai market has got all the characteristics of a bubble.
If you ever wanted to get a definition of a bubble in the works, this is it.
バブルの定義を知りたいなら、上海市場を見なさい、って話。
私に信用売りをとどまらせる情報を1つ上げると、
グリーンスパンがITバブル時のアメリカ市場を
「Irrational exuberance (根拠なき熱狂)」と語ったのは、1996年12月。
バブル崩壊が始まったのは、それから約3年後。
どこがバブルのピークか見極めるのはとっても難しいぞ。
[追伸/23日の上海ETF上場日]
早速、信用売り注文を出そうとしたら、
「非貸借銘柄のため、ご指定の銘柄の売建は行えません。」
だって。あぁーつまんない!



